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iOSアプリ/サーバーサイド開発者のメモと雑記

ミラーレス一眼カメラ「α7C」を買った理由(作例付き)

α7C SONYのαシリーズで最もコンパクトなα7Cというカメラを買いました。

このカメラを購入してから2ヶ月弱経って使い慣れてきたので、「このタイミングでカメラを買った理由」と「他のカメラではなくα7Cを選んだ理由」、そして「作例」をここに残しておきます。

カメラを使う理由の大部分は「所有感」

「写真を撮るならスマホでいいじゃん」と言われ始めてから数年経ち、たしかに最近のiPhoneの動向を見ているとその言葉の正しさを肌で感じるタイミングが増えてきました。

ただ、それでも私はiPhoneではなくこういう写真専用のデバイスを使い続けたいなと感じています。
その理由の大部分は、「カメラは所有感を与えてくれる」というところにあります。

α7C 無骨な四角いボディから巨大なレンズが生えている、この形にまずときめいてしまいます1
更に「この中には先進的な光学技術がギュッと詰まっている」という要素まであるので、存在そのものがもうカッコいい…。

スマホ自体にときめくことはあれど、スマホの写真撮影機能にはこういった心躍る要素が薄いので、何気ない風景を写真に収めるためにわざわざ取り出そうというモチベーションは湧いてこないんですよね。

更に、上記のα7Cと近いタイミングでSIGMAという私の好きな会社から35mm F2 DG DNというレンズがリリースされたことも購入意欲に大きく影響しました。

一眼カメラの標準レンズの焦点距離といえば50mmと言われていますが、スマホの広角気味の写真に慣れてしまった世代には少し画角が狭く感じる感覚がありました。
しかし24mmくらいの広角レンズだと歪みが大きくてモノ撮りがしにくいので、35mm〜40mm程度の画角が良いかもな、、と考えていたタイミングでのこのレンズの発売。
全体が金属製で、絞りリングを回すと「カチカチカチ…」と小気味良く響く音がとても心地良くて、私がカメラを持つ理由の「所有感」にフィットするレンズでした。

私の需要にフィットするこういった製品がリリースされており、かつプライベートでも家族が増えるという大イベントが控えているので、「新しいカメラを買うなら今だ」と判断してα7Cと35mm F2 DG DNを買いました。

NikonのZ6IIとどちらを買うか最後まで迷った

実は、写りだけで言えばSONYよりNikonのカメラの方が好きです。
これまでもNikonのD3100というデジタル一眼レフカメラを使っていましたし、特にNikonZ 6IIを買うかSONYのα7Cを買うかは最後まで迷いました。。

Nikon格安でZ5をレンタル提供するサービスを実施していたので実際に1ヶ月レンタルして使っていたんですが、性能も写りも良く、特にボディを握った時のホールド感が素晴らしかったです。

では、なぜNikonを選ばなかったかというと…
ボディデザインが古風過ぎた、というのが致命的でした。
あくまで所有感を重視する姿勢だと、自分の好みに合わない見た目のカメラを使い続ける事への抵抗感が拭えませんでした。

他にもCanonSIGMAもフルサイズセンサーのミラーレスカメラをリリースしていますが、「私にとって見た目と性能のバランスが一番優れているのはどれか」という観点で最終的にα7Cを選びました。
よくα7Cと比較対象にされるα7 IIIを選ばなかった理由としては「小さくないと持ち運ばなくなる」という観点もありつつ、上記の「技術がギュッと詰まっている」という感覚がα7Cの方が強かった事も私にとっては大きな理由でした。

作例

外観ばかり褒めてしまいましたが、α7Cと35mm F2 DG DNで撮れる写真にももちろん魅力を感じています。

バスの車内風景 カメラを買ったばかりの頃、嬉しくてつい移動中に何度もカメラを取り出して撮影してしまった中の一枚です。
本当になんとなく撮っただけだったんですが、Lightroomで様々なパラメータを大きく調整するとどんどん色情報が出てきて、楽しくなってかなり独特の色味に仕上げてしまいました。
こんなにたくさん色情報が保存されるのはRAWフォーマットでの撮影とフルサイズセンサーの恩恵だと思います。

街の川 こちらは朝ご飯を買いに出かけた道中で撮影した、雨上がりの川の写真。
目視だと少し晴れ間が見えるありふれた曇り空だったんですが、これも色を強調するとどんどん違う景色に変貌していきました。

電車内 派手な加工を施した写真が続いたので、ちょっと自然な加工を目指した写真も。
停車中の電車の中から外を撮ったんですが、その場の空気感が伝わる写真になった気がしています。
逆光になるように撮影したんですが、暗い部分にもちゃんと色が乗っていて強調しようと思えば出来る余裕を感じます。

ごぼう天うどん 美味しいうどん屋ごぼう天うどんもシズル感ある仕上がりに。

コーヒーショップ こちらはコーヒー豆を買いに行って、豆の梱包を待っている間に撮った写真。
上記したSIGMAのレンズはF2で明るいのでこういう景色でもちゃんとカウンターの向こう側がボケてくれて、手軽に良い雰囲気を作ってくれます。

カメラ界は沼

満足できるカメラを購入出来たわけですが、これで終わらないのがカメラの怖い所。
レンズ交換式カメラのボディを買うと、今度はいろんなレンズが欲しくなってしまうんですよね。。

実はさっき新しいレンズを注文してしまったので、また使い慣れた頃に良いレンズだと思ったらここで紹介しようと思います。


  1. SONYロゴやαロゴはややうるさい印象があるので、パーマセルテープで隠しています

USB Type-C接続の外部ディスプレイで表示が度々瞬断される症状、ケーブル交換で解消するかも?

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私の作業環境のディスプレイ周り

私が普段使っているのは、上記の写真にあるDELLの31.5inch 4Kモニタです。

ノングレアのIPS液晶で目に優しく、ベゼルが狭い見た目もまるで画面が宙に浮いているようで気に入ってます。

しかし、使用し始めて半年くらい経過した頃、トラブルが起きるようになりました。。

画面がチラつくようになった

このディスプレイの気に入っているポイントの一つに「MacBookをUSB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、充電しながら映像を伝送できる」というところがあります。

ところが、このケーブルの接触不良なのか、ちょっとデスクが揺れたりすると画面がパッ、パッと1〜2秒真っ暗になる現象が起き始めてしまいました。
最初はMacBook側を疑って「2016年モデルを買ってからもう3年以上経っているし、USB Type-Cの挿入口もちょっとグラグラしてる気もするし、もう買い替え時なのかなぁ…」等と考えていたのですが、買い換えとなると20〜30万コース。
この画面瞬断現象以外は現状のMacBookに大きな不足を感じていなかったので、まずは安く交換できるUSB Type-Cケーブルを交換してみることにしました。

ディスプレイに同梱されていたUSB Type-Cケーブル

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DELLの製品ページを見ても詳細なスペックが掲載されていない、付属品のUSB Type-Cケーブル

トラブル発生時に使用していたのは、購入したDELLのディスプレイに最初から付属していたUSB Type-Cケーブルです。
長さは1mで、結構固くて取り回しが難しいタイプでした。

で、ここで困ったのが「このケーブルのスペックが公式製品ページに見当たらない」ということ。
USB Type-Cって、端子の形が同じでも製品ごとに仕様が全然異なっていて、今回のディスプレイのように「4Kの映像が伝送できて、90W充電も出来る」という仕様に耐えられるケーブルを見分けるのはなかなか難しかったです(結局勘で選んだんだけど…)。

そんな中で私が選んだのは、以下のケーブルです。

新たに購入したUSB Type-Cケーブル

こういう規格は「大は小を兼ねる」の考え方が通用すると考えて、検索した中で「充電W数」「伝送速度」の2つのスペックが一番高い製品を選びました。

ただ、このケーブルを買うのにあたって気をつけないといけないポイントがあります。
上記のAmazonの製品ページでサイズに「80cm」を選択すると40Gbpsの製品を購入できるんですが、「1m」「2m」を指定してしまうと伝送速度が20Gbpsに落ちた別規格の製品ページに飛ばされてしまうのです。

「ケーブルが長くなると高速な伝送速度が維持できなくなってしまう」という理屈はわかるんですが、それなら選択肢を用意するのではなくキッチリ別の製品のページとして分けておいて欲しいですよね。。
実際、私が購入したときは誤って20Gbps規格の製品を購入してしまった方のお怒りレビューがポツポツありました(何故か今は消えてるみたいですが)。

USB Type-Cは規格がたくさんあって本当にややこしい…。

ケーブル交換で直った

上記のケーブルに交換して問題なく利用できることを確認してから1ヶ月ほど経過しましたが、以前まで起きていた画面の瞬断は一度も起きていません。
どうやらケーブルが原因だったようです!🎉
ディスプレイ付属のものより新たに購入したケーブルの方が長さが20cm短いんですが、柔らかくて取り回しがしやすいケーブルだったのもあって、うまく配線出来ました。

ケーブル以外が原因で同じ現象に陥るケースもあるとは思いますが、原因切り分けのための出費としてもあまり高額な部類のものでは無いと思うので、似たトラブルに悩まれた際は一度試してみると良いかもしれません!

大きなPCデスクを新調してリモートワーク環境が最高になった

new desk

「大きなデスクが欲しい」と考え続けること約2年、やっとデスクを新調したので、その自慢記事です。

今まで使っていたデスク

www.ikea.com

ここ3年ほど、自宅の作業環境ではIKEAのLINNMONという激安の天板で構成したデスクを使っていました。
大きさは120cm x 60cmで、最初は十分だったものの32インチのディスプレイを導入してからはかなり手狭になってしまっていました。
たまに開発で使いたくなるiPadを置くと、もう空きスペースが無い状態に…。

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新調するデスク

とにかく広いデスクを探していて見つけたのが、同じくIKEAのPINNARPという天板です。
面積は旧デスクの約1.68倍!

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これはキッチンの天板用の製品のようなのですが、186cm x 65cmというサイズ感、かつ"たわみ"や反りが発生しにくいという特徴があり、デスクとして使うのに適していそうな仕様でした。
もう少し暗い色味のウォールナット材のものもありましたが、「壁紙が白い部屋には明るい色の家具が合う」と考えてアッシュ材に決定。

デスクの脚の設計

上記の写真でも写ってますが、デスクの脚の片側はこの引き出しに載せているだけです。

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もう片方の足は、IKEAのADILSの白をつけています。
左側の端に2本、真ん中の奥に1本の計3本で1,000円強という圧倒的コストパフォーマンス。

www.ikea.com

この脚をつける工程に、今回一番工数をかけたポイントがありました。

このADILSという脚は、デスク天板にネジで固定する設計になっています。
しかし、購入した天板はかなり重量があり、板内部の密度が相当高いことが予想できました。
密度が高いと、ネジを通すのに大きなトルクが必要になります。これを手作業で行うのは相当キツイ。
更に、そのトルクに耐えきれずネジ穴がなめてしまったり、最悪ネジが折れてしまう懸念も。

そこで、この工程に際して2つの対策を導入しました。

1. 電動ドライバーの導入

まず、手で回すよりも軸が安定し、かつ安定して強いトルクをかけられる電動ドライバーを購入しました。
コードレスで使え、かつ見た目にそこそこ愛着を持てるもの」という観点で、BOSCHのIXO6を選択。

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この電動ドライバー、それ自体の形がかわいいのはもちろんなんですが、普段ドライバーをしまっておくための付属のツールボックスがオシャレで良いです。
普段多く目にするのはドライバー本体ではなくこの箱ですし、個人的には重要なポイント。

今回の作業で、デスクに限らず何らかの家具を組み立てる時に電動ドライバーは必須アイテムだと確信しました。
手で回すよりもトルクが強くなるのはもちろんですが、家具の組み立て作業ではいくつものネジを締めることになるので、大きな労力がかかる工程であるこのネジ締め作業を自動化することでかなり楽ができるようになります。

このIXO6でなくても、ある程度トルクがある電動ドライバーであれば何でも良いと思います。ただ、模型に使う前提の電動ドライバーだとトルクが足りなくて家具には使えないと思います。。

2. ネジを差し込む箇所に下穴を開ける

電動ドライバーでネジを回す側のトルク問題は解決しますが、まだネジのほうが天板の硬さに負けて折れてしまったりネジ穴がなめてしまったりする懸念が残っています。
そこで、あらかじめドリルでネジを通すための穴を開けておくアプローチを採りました。

私はたまたま趣味のミニ四駆のために上記のドリルを既に持っていたので、それを使いました。
(このドリルも上記のIXO6にセットして使える形だったのでラッキーでした)
ドリルの太さは勘で2.5mmを選択。

天板にドリルで穴をあける際、気をつけることが一つあります。
穴を深く掘りすぎて、天板を貫通させないことです。

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貫通を防ぐため、予め天板の側面にドリルの刃を重ねながら「この深さまでなら穴を掘っても貫通しない」という箇所に目印となるマスキングテープを貼り付けておきました(上記写真のドリル刃に貼ってある赤いテープがそれです)。
こうしておけば、穴をあける時にこのテープがある場所まで掘らないように気をつければ良いだけなので簡単です。

以上の対策を講じ、無事スムーズに脚を取り付けることが出来ました。
これで、私のnewデスクが完成しました!!

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ちなみに、写真を見て「ドアが通行不可になってない…?」と気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、この部屋にはもう一つドアがあるので大丈夫ですw

新調してよかった点

  • デスクに余白が出来、作業場所がクリーンな雰囲気になった
  • 天板の重量のおかげでデスクが安定した
    • 旧デスクではキーボードをタイプする時に「ゴトゴトゴト…」と響いていたのが、新デスクでは「コトコトコト…」に変化して心地良くなりました
    • 椅子の位置を直す時にデスクを掴んでも、デスクがびくともしません

イマイチな点

  • 組み立てが大変だった
    • 28kgの天板を使って一人でデスクを組み立てるのは至難の業です。私は天板を運ぶときと、脚を装着した後にひっくり返すときだけ、奥さんに手伝ってもらって二人体制で行いました
  • 古いデスクの処分が面倒

最後に

上記したようにネガティブな要素もあるので「誰にでもおすすめできる!」とは言い切れないですが、私にとってはとても良い買い物でした。
スペースにだいぶ余裕があるので、最近ハマり始めたコーヒーを淹れる機材をデスクに置いたりすることもできるなぁ、と妄想を膨らませています。

狭い作業環境にストレスを感じたことのある方は、ぜひ一度検討してみてください!

プリントTシャツを絵画のように飾ってみた

f:id:beryu:20180717074609j:plain WWDC18に参加するために渡米していたときに訪ねたApple Infinite Loop内のApple Company Storeで買ったTシャツがあまりにカッコいいので、部屋に飾ることにしました。
ただ、スポーツチームのユニフォームのように洋服全体をディスプレイしたいわけではないので、絵画のようにグラフィック部分だけを見せるように飾っています。

…実はこれらのTシャツ、Apple Company Storeでもこうやってディスプレイされていてとても羨ましかったので、自分の部屋でお手軽に再現する方法を以前から探していたのでしたw
芸術系の学部に通っていた奥さんに相談しながら進めてみたところ、上記の写真のように高い再現度で実装できたので、この手順を記事にしておきます。

用意するもの

Tシャツ

部屋に飾っても違和感のない、お気に入りのプリントTシャツを用意しましょう。

カバーボックス

f:id:beryu:20180716234117j:plain 東急ハンズで買った、195 x 285 x 60mmの組み立て式カバーボックス。
モノを入れるための箱と、その箱に蓋をするための箱の合計2つの箱がセットになっているものです。
1つ540円(税込)のものを3つ買ったので、合計1,620円でした。

このカバーボックスの小さい方の箱の面積がTシャツのプリント面が見える面積になるので、Tシャツの大きさに合わせて選ばないといけない点に注意。

手順

Tシャツを取り出す

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小さい方の箱にTシャツを張る

f:id:beryu:20180716234855j:plain Tシャツのプリント面がちょうど良い位置に来るように調整しながら、裏側に余計な布を折りたたみながらまとめます。

大きい方の箱に小さい方の箱をはめ込む

f:id:beryu:20180716235114j:plain Tシャツの生地の分だけ分厚くなっているのでハマり難いですが、無理やりはめ込みます。
このときにTシャツのプリント面にどうしてもシワがよるので、箱をはめ込み終えてからTシャツの端を箱の隙間にギュッギュッと詰め込むようにそれなりに綺麗になるまで頑張りますw

床に置くだけならこれで完成です!

壁に貼るときは、小さい方の箱をはめ込む前に大きい箱を壁に貼り付けておく

f:id:beryu:20180717001306j:plain こんなふうに、大きい方の箱の内側から画鋲を刺して壁に貼り付けます。

f:id:beryu:20180717001319j:plain 箱の裏側から見ると、こんな風に針が飛び出している形。

大きい方の箱を壁に貼り付けたら、上記の「大きい方の箱に小さい方の箱をはめ込む」と同じように作業すれば壁面にTシャツが絵画のようにディスプレイできます!

完成図

f:id:beryu:20180717002741j:plain iOSエンジニアっぽいデスクになりましたね!
(デスクにドロイドくんのマグカップがあるのはご愛嬌…)

BIGLOBEのIPv6オプションを利用したら下り速度が19倍になった

インターネットの下り速度が遅かった

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これは、集合住宅の「BIGLOBE × フレッツ光」の組み合わせでIPv4接続していた頃の接続速度です。
この結果は土曜日の16時頃にGoogleで計測したんですが、4K画質のYouTube動画を見ると結構止まってしまうような速度でした。
当時使用していたルータはAirMac Extreme 802.11n (第 2 世代)です。

IPv6オプションの存在を知る

これくらい遅くても集合住宅だし仕方がないか、という感覚で特に何も対策をせずに過ごしていたんですが、ある日同僚から
「プロバイダにIPv6オプションを有効化してもらったらめちゃくちゃ速くなった」
「特にお金もかからなかったし、やって良かった」
という話を聞き、帰ってBIGLOBEの契約を確認してみることにしました。

IPv6オプションは有効化されていた!ではなぜ遅い…?

自宅のBIGLOBE契約を見直してみると、なんと「IPv6オプション」は既に契約済みになっていました…!
ではなぜ遅かったかというと、AirMac Extreme 802.11n (第 2 世代)がIPv6オプションで使用されている規格に対応していなかったのです。

BIGLOBEのIPv6に対応したルータを購入

I-O DATAのWN-AX1167GRというルータならBIGLOBEのIPv6が利用できるようだったので、こちらのルータを買いました。

設定

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上記したルータの場合は、付属の説明書通りにルーターを接続して、ブラウザでアクセスする管理画面の[インターネット]→[v6プラス、IPv6オプションなど]を選択して保存するとIPv6接続が有効化されます。
IPv4に比べて、IPv6は設定も随分楽ですねー。

改善後の速度

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  • 下り速度:2.63Mbps→50.2Mbps
  • 上り速度:23.2Mbps→24.9Mbps

記事の最初に貼った計測の実施から約10分後に計測したんですが、なんと下り速度が19倍になっていました。
これだけ速いと、4K動画もサクサク再生できます。
上り速度はイマイチ伸びませんでしたが、上りはもともとIPv4でもそんなに混雑してなかったって事なんですかね。

我が家の場合はルータを買い換えなければならなかったので5000円ちょっとの出費が生まれてしまいましたが、IPv6オプション自体は追加料金無しで利用できるプロバイダが多いようです。
インターネット接続速度にお困りの方は、試してみても良いかもしれません。
※逆に速度が遅くなったり、これまで起きていなかったトラブルが起きるようになったりする可能性もあるので、それらをご自身で対応できる方に限りますが。。

「ラクして速いが一番すごい」を読んだ

マネジメント術を尊敬しており、たまにお話すると得られるものが多い方が『「ラクして速い」が一番すごい』をSNSで取り上げていたので、試しに買って読んでみました。

ざっくり感想

短編読み切りのライフハック記事集という感じ。
マネジメント術と呼べるものはそれほどなく、どちらかというと部下が上司をコントロールする手法が書いてあります。
ページ数は200ページちょっとで、ゆっくり全部読んでも4時間くらいで読めました。

「エクセルを効率よく使う方法」的な内容が入ってたりして、全体的に大企業の営業職寄りな内容かな?と思いましたが、エンジニアも他職種・他部署やエンジニア同士でのやり取りは発生するので、参考になる内容も多かったです。
ただ少し打算的な内容が多く、特に「組織・派閥のルールに従って動いている人を、そのルールを逆手に取って動かす」的な内容が含まれているので、活かせる知識の幅は勤めている組織に寄ってだいぶ左右されそうな印象でした。
(私が今所属している組織は皆さん自由に発言・行動していて、組織もそれを受け入れている方だと思うので、比較的この本の知識を活かせる場は少ない職場かもしれません。)

印象に残った項目の一部ピックアップとその感想

全部紹介してしまうと本の内容の転載になってしまうので、個人的に気になった項目の一部だけ紹介しておきます。

報連相ではなく"ソラ・アメ・カサ"で確認する

「報告・連絡・相談」は有名ですが、この方法では認識のズレが起きがち。
なので、別の情報を加えて認識を合わせて、上司の正しい判断を仰げるようにしましょ、という内容。
これを出来るようになるためには報告する側が考えないといけない事が増えるので、自然に自走力も鍛えられるのかもしれません。

"自分の"価値観より、"会社の"価値観を賢く利用する

「一社員の意見」だと受け入れてもらいにくいので、会社の価値観に沿った文脈で説得力を上げましょうね、という内容だと理解しました。
「ざっくり感想」欄で述べたように、私の勤務先は社員の意見が取り入れられやすいのですが、ふと考えてみるとそれは皆で会社の価値観を共有できていて、自然とそれに沿った意見を出せているからなのかな、とも思いました。
目次タイトルの言葉遣いから打算的な項に見えますが、実は本質的な内容なのかも。

壁を壊すより、安全地帯として利用する

組織の動きを鈍らせるような壁は悪だが、自分を守ってくれる壁は良い壁だから利用すべきだ、という内容。
組織の傘となって、ミッションに集中させてくれる上司の元で働きたいですもんね。
「壁を無くす」と言うと耳障りは良いですが、適度に残して働きやすい環境を作るというのも必要な事だなと感じました。

60分を超える会議には参加せず、重要アポを入れて堂々と出ていく

このハック云々以前に、無駄な会議だとわかっているのに会議の開催自体を止める提案が出来ない組織が悲しい。。

若手社会人は読むと得られるものが多いかも

私は同意できる箇所も出来ない箇所もありましたが、前職含めていろんな方からアドバイスして頂いたような話がざっくりまとまっていたので、20〜30代前半くらいの社会人の方にはオススメ出来る本だと思いました。

ミニ四駆用ラップタイマーアプリを作りたい Part.2 「OpenCVの存在を知る」

Part.1の記事の続きです。

beryu.hatenablog.jp

直近やることとして、「要件1「ラップタイムを計測する」を実現するためにカメラの画像を解析してミニ四駆ゴールラインを超えたことを検知する実装方法を調査するところから始めます。」と締めて終えていました。

カメラの画像を解析する手段(案)

カメラの映像から毎秒n枚の画像を撮影して、そこから動体検出をする方向で調査を進めています。
UIImage同士を比較するロジックを自分で組むのはとても大変そうだったので既存の技術を使う方法が無いか調査していたところ、OpenCVという便利そうなライブラリを知りました!

www.buildinsider.net

「物体認識」「特徴点抽出」など、ミニ四駆のラップタイマーに使えそうな言葉がいくつか並んでいました。
C++製のライブラリのようなんですが、iOSにも対応しているようだったのでひとまずこのOpenCVを活用する方向で調べています。
ライセンスもMITなのでAppStoreでリリースするアプリに使っても問題無さそう。

ちなみに、このOpenCVを簡単に使えるようにしたopenFrameworksというものも存在するようなんですが、こっちはSwiftプロジェクトに導入する方法が調べても分からなかったのでいったん諦めました。。

次にやること

OpenCVで動体検出する方法を調べます!